ホビット観てきた。

ホビットの冒険』の映画化作品三部作のラスト『ホビット 決戦のゆくえ』が今日から公開ということで、早速観てきた。

※以下、ネタバレも含まれるかもしれないので閲覧注意。

 

 

もうね、前々作も前作も良かったけど、今作もほんと良かった。『ロードオブザリング』よりもこっちの方が個人的には好きやなー。というかそもそも『指輪物語』より『ホビットの冒険』の方が牧歌的な雰囲気が強くて好きっていうのもあるんやと思うけど。

前作のラストであれだけ「これから大変なことが始まるぞ……!」という感じで引っ張ったスマウグの襲撃は、思いのほかあっさりと(タイトルが出る前に)スマウグが退治されて終わったのはちょっと面白かった。まあ原作通りのあっさりさなんやけど。ただ、もうちょっとおっそろしく巨大な竜が飛び回って暴れまわる凄まじさをでかい画面で堪能したかったなー、とは思う。前作では基本的に屋内で暴れてたから、もっと外で暴れさせてあげたかった。

原作には出てこない、湖の町のオリジナルキャラクターであるアルフリドは凄く良い味出してたと思う。原作よりも悲壮感の強い映画の中で、彼の存在が良い感じで緩さを出していた。

今回一番笑いをこらえるのが大変だったのは、ガラドリエルガンダルフをお姫様抱っこするシーン。ガンダルフ軽すぎてwww いや、何か奥方様の不思議な力でアレしてるんやろうけども。

もうひとつ笑いをこらえるのが大変だったのは、アゾグとトーリンの氷上の一騎打ちの場面で、でっかい鉄球みたいなのを振り回してたところ。その後に氷が割れて落ちるのが目に見えすぎて面白かった。

あとはエルフやらドワーフやらオークやらの騎乗する動物が多様なのが見ていて楽しかったなー。特にドワーフのダインが乗ってたイノシシっぽいやつが凄く良かった。かわいい。スランドゥイルの乗ってたオオツノジカも良いけど、死にざまが可哀そうだった。

観終わったあとはレゴラスの『ホビット』から『ロードオブザリング』に至る成長についてをネタに語ってた。原作に出てこないクセに美味しいポジションすぎるわあの人。

ただ、ビヨルン好きとしては前作に引き続き、ビヨルンの出番が少なすぎるところが不満。レゴラスの出番がなければもっとビヨルンの活躍が見られたかもとれないと思うとちょっと腹立つw

まあなんにせよとにかく良かった。三作一気に通してじっくり観なおしたいなー。改めて『指輪物語』より『ホビットの冒険』が好きだと思ったけど、『ホビットの冒険』が好きな理由の中には『指輪物語』に続くから好き、というところもあるという謎の自己参照的な理由があって、そういう理由で『ホビットの冒険』が好きな身としてはこの映画『ホビット』はほんとに美味し過ぎる映画でしたとさ。

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本日の日本酒ベイベー。梵 山廃純米。