人狼TLPTを見てきた

最近人狼熱が再燃してきたところに人狼 ザ・ライブプレイングシアター(人狼TLPT)というものの存在を知って、すんげー興味が沸いたタイミングで、ちょうど東京に行く予定があってチケットも取れたので観てきた。

人狼TLPTっていうのは何なのかっていうのをざっくり説明すると「プロの役者さんが舞台の上で人狼ゲームをやりながらアドリブ劇を進めていく」という面白コンテンツ。

もちろん人狼は、自分でプレイするのが一番楽しいんだけど、上手い人がプレイしているのをはたから観ているのも超楽しい。しかもそれが「舞台の上で人にいかに魅せるか」を熟知した役者さんたちのプレイなら楽しいのは当たり前。人狼経験の豊富な役者さんたちが、人に魅せることをしっかり意識しつつ、ガチで人狼をプレイするという状況を客席から眺めるというのは、とても刺激的な極上のエンターテイメントでした。

役者さんの中でも、特に人狼が上手そうな人が何人かいて、その人たちのプレイっぷりはほんとに凄かった。人狼側は裏の裏をかくし、村人側は人狼が裏の裏をかいてることも考慮に入れて推理する。アツい。

客席にいて、その読み合いに翻弄されつつも、舞台の上で役者さんたちがわかりやすく演技を交えて状況整理をしてくれる様はほんとに「凄い」の一言だった。

各一日の終わりには、幕が下りて、処刑や狼の噛みによって死んじゃった役者さん達が出てきて、客席とやり取りしたり、三日目の夜までの状況を元にして観客が人狼を推理するというコンテンツもあったりして、うまく「ゲーム」と「演劇」を組み合わせる工夫もされているなーと思った。

結局、人狼側の上手い騙りにまんまと騙されて、俺は人狼当ては全く見当ハズレな感じになってしまってなかなか悔しかったと共に、綺麗に騙されてある意味気持ち良かった。

機会があればまたぜひ何度も観たいなーと思える良コンテンツだったので、興味を持った方はぜひ。惜しむらくは関西での公演がほとんどないことだなー。もっと関西でもやって欲しい。