奈良県神社庁でお勉強してきた。
母に誘われて、橿原神宮のそばにある奈良県神社庁で開催されている「大和学講座」っていうのに参加してきた。
「古代日本の他界観」的なテーマで「黄泉の国とは」みたいなことを禰宜さんがお話してくれた。
仏教儀式として認識されている「お盆」というものが、実は仏教的なものに古来からある祖霊信仰がうまく混じり合ったものなんだよ、なんていう話とか、イザナギ・イザナミの有名な神話から、昔の人々にとっての黄泉の国とは何なのか、他界とは何なのか、みたいな話とか、色々面白い話が聞けた。
黄泉の国の入り口である「黄泉平坂(ヨモツヒラサカ)」はその名の通り「坂」で、「坂を越えた向こうは昔の人にとってはもはや異界(他界)」という話はなるほどなと思った。特に奈良盆地なんて山に囲まれてるもんな。山を越えた向こうはもはやどんな異形の者が住んでるかわかんない異界だよな、とか思って凄く納得した。
あと、そもそも会場である「奈良県神社庁」という施設の存在を知らなかったのでそれ自体が面白かった。各都道府県に神社庁っていうのがあるんやね。奈良県神社庁には奈良県下の神社がみんな祀られてるからここでお参りしたら奈良県下の神社全てにお参りしたようなもんとかいう話を聞いて「何そのチート機能www」とか思ってウケてた。
あと、先月まで住んでた兵庫県の神社庁はどこにあるんかなと思ってググってみたら、住んでたマンションから徒歩1分の湊川神社境内だったということを知ってびっくりした。