福井県立恐竜博物館で特別展『スペイン 奇跡の恐竜たち』と野外恐竜博物館を観てきた。

六か月ぶり七度目の福井県立恐竜博物館。今回の目的の一つ目は特別展『スペイン 奇跡の恐竜たち』。

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初めて見るスペイン産の恐竜が色々観られて良かったです。

展示の目玉は背中にコブのある獣脚類コンカベナトルの実物ホロタイプ化石。

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ほぼ全身が関節した状態で、しかも皮膚痕とか軟体組織の痕跡も結構くっきり残っててて凄い。

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その化石を元に組んだ全身組立骨格がこちら。コンカベナトルの復元骨格はこの特別展のために作られたらしく、世界初公開となるそう。眼窩の上に妙な骨が覆いかぶさってるんだけど、これ正面から見たらどんな感じなんだろう?と思って正面に立ってみたら、ちょうど目の上にカバーのように垂れてる感じだった。どういう機能を果たしてたんだろう?

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オルニトミムス類のペレカニミムスの実物ホロタイプ化石。これも全身が残ってた。頭骨がだいぶ鳥っぽい。

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ティタノサウルス類の化石もほぼ全身丸々(頭部とかは出てないみたいだけど)が展示されていた。写真は背中の皮骨。鎧竜や剣竜みたいにトゲっぽいのが背中についてたらしい。

特別展をじっくり見学したあとは昼飯を食って、7月にオープンしたばかりの野外恐竜博物館を見学。

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今まで写真や映像でしか見たことがなかった勝山の恐竜発掘現場が生で観られます。

あと、野外博物館にも展示室があって、そちらでは恐竜の足跡化石がいっぱい展示されていました。

その場で化石発掘体験をさせてもらえるんだけど、適当に割った岩の中からこんな化石が出てきました。

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「なんだこれ? 魚のヒレ?」とか思って研究員さんに見せたら目の色が変わってテンションが上がって「昆虫の翅じゃないかと思います」とのこと。そっか、昆虫の翅かー、と納得しつつ、研究員さんのテンションの上がりっぷりが凄いのでなんかこっちまでテンションが上がってきて楽しかった。そこそこ凄い化石だったみたいで、名前と連絡先を聞かれたのでお伝えして化石発掘体験終了。この化石は持ち帰るわけにはいかないので代わりに、ということで貝が複数入った化石を頂けました。

勝山では昆虫化石珍しいのかな? そういや勝山産の化石の展示で、昆虫化石ってあんまり見た記憶がないな。

その後は本館に戻って閉館まで常設展をぶらぶら。

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相変わらずシノサウロプテリクスたんの生体復元模型はかわいすぎて辛い。

そっから五時間かけて奈良まで帰ったわけですが、iPhoneの充電が切れかけてたのでしばらく電池節約のために機内モードにしてたら、その間に見知らぬ電話番号から何度も着信が。

なんだろう? と思って電話番号で検索してみたら、恐竜博物館からの電話だったw 何の用だろう。めっちゃ気になるw 例の化石の件なんだろうけども……。かけ直したけどもう閉館後だったこともあって誰も出ず。明日また連絡あるかな。ちょっと楽しみ。

特別展と野外博物館の詳細については近いうちに Pangea Note で記事を書く予定。

2014.09.25追記
特別展『スペイン 奇跡の恐竜たち』の紹介記事をPangea Noteに追加。


コンカベナトルの実物化石が凄い!貴重なスペイン産化石を集めた特別展『スペイン 奇跡の恐竜たち』 | Pangea Note - パンゲア・ノート

 

2014.11.20追記
野外恐竜博物館の紹介記事もPangea Noteに追加。


勝山の化石発掘現場が見学できる福井県立恐竜博物館の野外恐竜博物館 | Pangea Note - パンゲア・ノート