兵庫県立人と自然の博物館の企画展『ゾルンホーフェンの化石展』を観てきた。

八か月ぶり六回目のひとはく。今回の目的一つ目はゾルンホーフェンの化石展。

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ゾルンホーフェンの綺麗な化石がいっぱいで楽しい。

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アンモナイトは殻だけじゃなくて顎器まで残ってる。というか普通は綺麗に化石に残るアンモナイトの殻は、石灰質のゾルンホーフェンの地層では逆に残りにくいらしい。

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シュードリナっていうカスザメのなかま。骨の残りにくい軟骨魚のくせに、骨どころか皮膚まで綺麗に残ってて凄い。化石っていうか干物レベル。近づいてみるとザラザラのいわゆる「サメ肌」が見て取れる。

他にもゾルンホーフェン産の化石をいっぱい堪能してきた。

目的の二つ目は、先日新属新種として命名記載された丹波竜ことタンバティタニス。普段は展示されていない部分の化石も、記載記念に展示されていた。写真撮影が不可なのが残念。新属新種とされた理由となる、他の竜脚類と異なる特徴をわかりやすく解説してくれていたパネルがあって良かった。

目的の三つ目は、講演会「ゾルンホーフェン化石からひもとく生物進化」。ゾルンホーフェンの地層の形成の過程とか、産出する化石の特徴とかの基礎的な話から、始祖鳥を絡めて鳥類の起源に関する系統分類学的な話とか、面白い話が沢山聞けた。

あと、やっぱクレスモダってナナフシのなかまってことになってるという話を聞いた。こないだの福井の特別展でもクレスモダの化石のキャプションに「アメンボのような生態のナナフシ」みたいな解説が載ってて「へー」と思ってたとこだったので、また「へー」と思った。

しかしまあ、奈良に引っ越したら、ひとはくのあるの三田がめっちゃ遠くなったな……。