ねんがんの『アリの巣の生きもの図鑑』をてにいれたぞ!

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なんで今まで買ってなかったんだよって話なんですけどね。いやまあ色々タイミングが。

まあとにかく、前々から欲しいと思っていた『アリの巣の生きもの図鑑』をようやく買いました。

この図鑑凄いんですよ。超ニッチ。アリ専門の図鑑でも相当ニッチだと思うんですが、この図鑑の主役はアリじゃないんですよ。アリの巣に同居してるアリ以外の生き物だけをピックアップした図鑑。凄い。

「アリの巣に同居ってどういうこと?」って思う人も多いと思うんですけどね。昆虫サイズの生物の中では、アリって実はかなり強者なんですよ。コロニー単位で統制のとれた動きをするし、なにげに単体でもかなり強い。特に巣を守るためにはアリ達は凄い力を発揮する。なので、アリの巣の中というのは非常に安全な生息環境になるわけです。そこで、虎の威を借る狐ならぬ、蟻の威を借る虫、みたいな生物が色々といて、その巣のアリと同じフェロモンを出して住人であるアリを誤魔化して仲間だと思わせたり、何らかのメリットをアリ側に提供したりして、うまくアリの巣の中で生活しているわけです。凄い。

そういうアリの巣に共生、あるいは寄生して生きている生物を好蟻性生物っていうんですけどね。その好蟻性生物だけを集めた前代未聞の図鑑がこの『アリの巣の生きもの図鑑』なわけです。凄い。

アリの巣の中の生き物を調べるって凄く大変なことじゃないですか。地中とか朽木の中とか、人間の視界に入らないところで生活しているし、それを露わにするということはイコール土を掘り返すとかして、その生物の自然な生活を観察することを阻害することになっちゃう。そんな観察しにくい世界である「アリの巣の中」を観察、研究し続けてるアリ研究界の凄い人たちが著したのがこの図鑑なわけです。凄い。

そんな、見ようと思ってもなかなか見られるもんじゃない好蟻性生物の大量の写真が見られて生態も解説してもらえる、そんな素敵すぎる図鑑がこの『アリの巣の生きもの図鑑』なわけです。凄い。

そんな素敵な『アリの巣の生きもの図鑑』を今すぐみんな買うんだ!

ていうかほんとになんで俺は今まで買ってなかったの?